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<<   作成日時 : 2017/06/25 22:02  

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あれから5年の月日が流れました。

今日は命日にあたり、本当にたまたまなんとなくなのですが、
ブログの編集ページに導かれて行きましたら…
ホームページ管理人が書き残していたブログの下書きを発見しました。
4年9ヶ月も前のお話ですが、これも何かの縁でしょうし、
もしかしたら天からブログをアップしてもいいよ〜という
メッセージなのかもしれませんので、更新したいと思います。
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ホームページ管理人です。

ジョン・プールが旅立ってから早いもので3ヶ月が経ちました。

2009年に切除不能の膵頭部がん・余命4ヶ月の告知をされ、
3年に渡って闘病してきました。

その間、6回程の入院がありましたが、なるべく短期入院にして、
仕事のペースを落とすことなく、レッスンと演奏活動をおこなってきました。

食生活を変えて、体にいいと言われることもすべておこない、
(いわゆる、玄米菜食や野菜ジュースなども実践したり…)
体調が良ければお酒も飲み、とにかくやりたいことをやり続けました。
数多い趣味も休むことなくできる限り続けていました。

特に、趣味の世界については…

「それは多過ぎるんじゃないかっ!?」

というツッコミが聞こえてきそうです(汗)

本人は嫌がるかもしれませんが何をやってきたのか、
挙げてみたいと思います。

()は病気になる前にやめてしまったものです。

・ヨガ
・スポーツクラブ
・スイミング+サウナ
・英語
・ソプラノサックス
・クラッシックピアノ
(・テニス)
(・オーボエ)
(・スキューバダイビング)

これらを絶妙に仕事と組み合わせて、毎日隙間なく活動する訳です。

「いったいどこの貴婦人ですか!?」

と、言いたいくらいの習い事オンパレードです。

もうちょっと若ければ、タップダンスなんかも習いたかったようです。
(どんな方向性なのか想像を絶します)

とにかく家族を持つ身とは思えない散財ぶりですが、
それもなんのその平気顔。

あくまでも…

「これらは趣味ではない。レッスンや演奏に役立つ、投資だ。」

という考えの持ち主でした。

アーティスト気質と言えば聞こえはいいのですが、
家庭人としては失格の類です。

余命4ヶ月と言われながらも、大きく寿命を延ばすことができたのは、
音楽に係わる多くの人々に出会えたおかげであり、好きなことを続けたい
という強い信念があったからと言えると思います。

そんな自己陶酔型のジョン・プールも、がんと共に歩む人生のなかで、
精神的な動揺をたくさん経験することになりました。

・死に対する恐怖
・身体的苦痛
・社会的な孤立
・やり残した仕事
・病院の画一的な対応への悩み

その他にも多くの課題に対処していかなければなりませんでした。

人が落ちるところまで落ちて、どん底を見たとき、そのあとは、
上へ上がっていくしかないというのは本当のことのようです。

あらゆる苦しみ・葛藤の中で、いつしか

「病のおかげで同じく病と共にに生きる人の気持ちに
寄り添うことができるようになった」


と、感謝の気持ちが芽生え、徐々に気持ちの変化があらわれてきました。

そして、昔の自分だったらとても対処できないような辛い苦しみを持った
生徒さんにも、自身の経験を通して語りかけるようになっていきました。

また、かつてたいへんな状況に置かれた生徒さんたちに、
自分は何の言葉もかけられなかったことを心の中で詫びていました。
今なら伝えられることがあるのにと。



最後の入院のとき、ジョンプールは、「死ぬなんて信じられない!」
と、生きる意欲に満ち溢れていました。

主治医たちは、これだけ延命したのだから、往生際が悪い的なことを
言いますが、そんなものもなんのその。

サポートしている家族も、苦しいだろうけれど、この人はもう一回
復活するかもしれないと、希望を持っていました。

でも、肉体は悲鳴を上げており、天からもこれ以上のがまんは
無用というばかりに、お別れのときはやってきてしまいました。

3年と言う月日は、医学の立場からすると長くても、本人にとってはとても
短い準備期間ではありましたが、ジョン・プールは、その間、人間らしくあがき、
人間らしく生きることができました。

お洒落でかっこいいことや楽しいことが大好きで生きてきた人にとっては、
相当に辛い試練だったと思います。

西洋医療、東洋医療、新しい治療(治験や免疫治療)、お金、その他諸々…
それらが延命の肝となることもありますが、それだけではないということを、
ジョン・プールは示してくれたように思います。

残された時間をどのように使って、人のために生きることで、希望と感謝が
生まれ、それが生活の質や人生の価値を高めてくれるものだと信じたいです。




さて、予想より生き急いでしまい、人生すごろくでいうところの “あがり”を
すでに手に入れてしまったジョン・プールですが、いったい今頃はどうして
いることでしょう?

すっかり身体の不調からも放たれて、早々と次なる人生の始まりに向けて、
念入りにリサーチして準備に入ってしまったのではないでしょうか。
(ご存じのとおり、けっこうせっかちな人でしたしね、、、)

・どの国で過ごそうか、
・今度はクラッシックを勉強してみようか、
・何の楽器がいいだろうか、云々…

こんな感じではないかと。。。


もし、夢枕に登場した際には、

「で、どうすることにしました?」

と聞いてみようかと思います!

そして、

「かなり濃厚な人生を送ったので、
もう次に行ってもいいんじゃないですか!?
現世の我々のことはどうぞご心配なく〜」


と、新しい人生の門出を後押しするような言葉を送りたいと思います。




最後になりましたが、

この瞬間も難しい病や悩みを持って、貴重な時間を過ごしている方が
たくさんいると思います。
その方を支えている家族もたくさんいることでしょう。

ジョン・プールが残した音楽の軌跡が、そういった方々への希望へと
繋がることを、ジョン・プール本人も切に願っていると思います。

残された我々も何かしらそのお手伝いをできたら幸いです。

これまでお世話になりました皆様、本当にありがとうございました。
そして、またいつかどこかでお世話になるかもしれません。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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